古本市を開催しました
8月31日に古本市を中集会室で開催しました。今回は事前予約制を廃止し、自由入場制にしました。前回の反省から、古本市をハードウェアのメディアではなく、人と人をつなぐソフトウェアの可能性を追求したいと考えていました。そのため、分野別ではなく、スタッフによるオススメ本ごとに配架しました。また、黒板に模造紙を貼り、来場者の方々に付箋をお渡しして、「オススメの本」「今日の感想」「やってほしい企画」を書いて頂きました。
例えばですが、「病院室の待合室に置きたい」「学級文庫に入れたい」「死後どうしようと悩んでいた本が誰かに渡った」などのご意見がありました。
また、リピーターが毎回楽しみに来る小さな共同体の形成や、他県から偶然来場される一期一会のご縁、推薦本の共有を通じた個人史の交換が挙げられていました。
従来から強いご要望のある循環のデザインについては、「本を募集してほしい」「読み終わった本の処理方法を提案してほしい」との内容が多かったです。
今回新しい試みとして交流スペースを設けました。つなぐ会を紹介したLIBRARY NAVIや手芸タワシは好評でした。その一方で、来場者どうしの交流にはつながりにくいのと、本を熱心に選んでいる人には話しかけづらい点が課題として見つかりました。

